永劫(読み)エイゴウ

デジタル大辞泉 「永劫」の意味・読み・例文・類語

えい‐ごう〔‐ゴフ〕【永×劫】

限りなく長い年月。ようごう。「未来永劫変わらぬ誓い」
[類語]永久永遠とわ永世常しえ常しなえ恒久悠久悠遠長久経常不変久しい久しぶり久方ぶり久久しばらくぶり常磐永代久遠無限無窮不朽万代不易万世不易万古不易千古不易長年多年永年積年長年月幾星霜

よう‐ごう〔ヤウゴフ〕【×劫】

《「ようこう」とも》「えいごう(永劫)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「永劫」の意味・読み・例文・類語

よう‐ごうヤウゴフ【永劫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ようこう」とも。「よう」は「永」の呉音。「劫」は仏語でいうきわめて長い時間の単位 ) 非常に長い年月。未来にわたる長い時間。えいごう。
    1. [初出の実例]「彼有愧徳、自非位超修成行積永劫、其孰契於茲乎」(出典:南天竺波羅門僧正碑并序‐神護景雲四年(770)四月二一日)
    2. 「未来永劫(ヤウゴウ)に至る迄消ゆる事なかるべきに」(出典:太平記(14C後)五)
    3. [その他の文献]〔無量寿経‐下〕

えい‐ごう‥ゴフ【永劫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「劫」は仏説でいうきわめて長い時間の単位 ) 非常に長い年月。未来にわたる長い時間。ようごう。
    1. [初出の実例]「永劫(エイゴフ)の罪から吾々を救ふもの」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風旧恨)
    2. [その他の文献]〔沈約‐内典序〕

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普及版 字通 「永劫」の読み・字形・画数・意味

【永劫】えいごう(ごふ)

永遠。梁・沈約〔内典の序〕寸陰の短(たんき)を以て、永劫の路を馳す。伏し、千名あり。

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