ウツクシマツ(読み)うつくしまつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウツクシマツ」の意味・わかりやすい解説

ウツクシマツ
うつくしまつ / 美松
[学] Pinus densiflora Sieb. et Zucc. form. umbraculifera Miyoshi

マツ科(分子系統に基づく分類:マツ科)の常緑針葉高木であるアカマツの天然品種。幹は根元近くから箒(ほうき)状に立ち、樹冠は傘形となる。庭園や公園に植栽されるタギョウショウ(多行松)はこれによく似ており、学名同一となっているが、枝の広がる角度が大きく、樹冠の広がりも広くなり、針葉もウツクシマツよりやや剛強である。滋賀県湖南(こなん)市平松のウツクシマツ自生地(美松山)は有名。このほか岡山、長野、宮城、岩手の各県に自生する。

[林 弥栄 2018年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む