ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウミサソリ類」の意味・わかりやすい解説 ウミサソリ類ウミサソリるいEurypterida; eurypterid ウミサソリ綱ウミサソリ目に属する種類の総称で,すべて海産の化石種。広翼類とも呼ばれる。一見サソリ類に似ているためこの名がある。古生代オルドビス紀からペルム紀にかけて発見されており,シルル紀からデボン紀にかけて繁栄した。シルル期後期には大型化が進み,体長 2.5mに達するものも出現した。約 300種が知られ,日本からはまだ発見されていないが,欧米では三葉虫類などとともに示準化石として地層の対比に役立っている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by