ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウラリスク州」の意味・わかりやすい解説 ウラリスク〔州〕ウラリスクUral'sk カザフスタン北西部の州。州都ウラリスク。ウラル山脈の南西に続く低地にあり,中央部を北から南にウラル川が貫流する。かなり乾燥した大陸性気候で,ステップ,半砂漠地帯に属する。住民の 60%が農村に居住,ウラル川灌漑計画が進んでおり,農業が主産業である。人口が集中する北部とウラル川河谷では,おもにコムギ (小麦) ,オオムギ (大麦) を栽培。その他の地域ではウシ,ヒツジ,ウマ,ラクダの飼育が盛ん。工業はウラリスクを中心に行なわれ,主要部門は畜産物加工 (食肉,皮革) である。ロシアのサラトフとウズベキスタンの首都タシケントを結ぶ鉄道が州北部を通り,ウラリスクとカスピ海沿岸のアトゥラウは,ハイウェー,ウラル川水運で結ばれている。面積 15万 1200km2。人口 64万 8100 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by