日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウロコバト」の意味・わかりやすい解説 ウロコバトうろこばと / 鱗鳩speckled pigeon[学] Columba guinea 鳥綱ハト目ハト科の鳥。アフリカ中部のサバナにすみ、森には入らない。全長は約37センチメートルあり、ハトとしては大形である。頭部、腰、下面は灰色、背と雨覆(あまおおい)は褐色で、雨覆の冬羽の先端には三角形の白い斑紋(はんもん)があり、鱗(うろこ)状にみえるので、この和名がある。目の周囲には羽毛がなく、赤い皮膚が裸出している。胸から頸(くび)にかけては、灰色と赤褐色の格子状の美しい模様がある。おもに地上で草の種子を採食し、樹上またはビルなどにも小枝や細根で巣をつくり、2卵を産む。[竹下信雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例