ウン・ふるわた・くずあさ

普及版 字通 の解説


16画

[字音] ウン
[字訓] ふるわた・くずあさ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(おん)。〔説文〕十三上に「なり」とあり、字条に「亂れたる(あさ)なり」とあり、麻が乱れて絮(わた)のような状態になるものをいう。とか旧絮(ふるわた)といわれるものである。は器中のものを熱する形。温熱の気がみちて、みだれる意がある。

[訓義]
1. ふるわた、くずあさ。
2. みだれる。
3. に通じ、ゆたか、みちる。
4. に通じ、赤黄の色。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ワタ・フルイト・ミダル・ムシ

[語系]
(温)・iunは同声。云・雲・・紜hiun、殷・inも声義近く、みな、うちにこもる意がある。

[熟語]

[下接語]
・敝・袍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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