エアストリップ(読み)えあすとりっぷ(その他表記)air strip

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エアストリップ」の意味・わかりやすい解説

エアストリップ
えあすとりっぷ
air strip

単にストリップともいう。一種の飛行場であり、航空機の不時着エンジン故障、燃料欠乏、悪天候その他の原因で飛行継続が不可能または不適当と判断したとき行う着陸)などの際に臨時に使用される。最小限着陸帯または滑走路を備えるだけで、その飛行場固有の進入、着陸のための誘導施設や、地上走行および航空機用、乗客用の取扱い施設や設備はもっていない。ただし、小形機用の飛行場として通常の運航に使用されることもある。日本では自衛隊の演習場以外には設置されていない。

[落合一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android