エクオリン

化学辞典 第2版 「エクオリン」の解説

エクオリン
エクオリン
aequorin

カルシウム受容発光タンパク質.発光オワンクラゲから単離されたタンパク質で,Ca2+ と特異的に結合し,青色の光を発する.微量 Ca2+検出や顕微鏡下での細胞内カルシウム動態のイメージングに利用されている.発光団はケレンテラジン(coelenterazine).Ca2+濃度に応じて,ケレンテラジンが酸化されてケレンテラミドとなり光を発する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エクオリン」の意味・わかりやすい解説

エクオリン
aequorin

オワンクラゲの類から得られる発光蛋白質一種で,Ca2+添加により発光する。蛋白質分子中に構造的なひずみとしてエネルギーがたくわえられ,Ca2+ の添加でエネルギーが光として解放されるものと思われる。細胞内では発光顆粒 (ルミソーム) 中に含まれている。ウミホタルルシフェリンなどはエクオリンと近似物質であるらしい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む