日本大百科全書(ニッポニカ) 「エシュキー」の意味・わかりやすい解説 エシュキーえしゅきーMuammad Rezā ‘Eshqī(1894―1924) イランの詩人。ハマダンに生まれる。急進的な民族運動に加わり、レザー・ハーンの独裁体制の強化に反対して投獄され、獄中死した。『イラン帝王の復活』と題するペルシア語最初のオペラを書いたほかに、イランの過去の栄光をたたえ、ササン朝滅亡を悼んだ『黒い経帷子(きょうかたびら)』、政治、社会の根本的変革を訴えた『理想』、『新春の書』などの詩集を発表し、大衆に広く愛唱された。[黒柳恒男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例