レザー=ハーン(その他表記)Rezā Khān(Rezā Shāh Pahlevī)

旺文社世界史事典 三訂版 「レザー=ハーン」の解説

レザー=ハーン
Rezā Khān(Rezā Shāh Pahlevī)

1877〜1944
イランパフレヴィー朝の初代皇帝(在位1925〜41)
第一次世界大戦で戦場と化し,戦後イギリス軍の保護下にあった祖国を救おうと,コサック師団を率いて1921年首都テヘランを占領し,クーデタに成功。1923年首相,24年議会でカージャール朝を廃し,25年皇帝に推されてパフレヴィー朝を開く。対外不平等条約破棄,国際連盟加入,1935年のイランの国号採用など,改革政治を実施。第二次世界大戦中,イギリス・ソ連両軍の圧迫に屈して皇太子に位を譲り,南アフリカで没した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のレザー=ハーンの言及

【レザー・シャー・パフラビー】より

…在位1925‐41年。無名のイラン・コサック軍兵士出身で,レザー・ハーンReḍā Khānと呼ばれた。1921年クーデタでテヘラン戒厳司令官,次いで陸軍大臣として実権を確立し,地方の革命政権を壊滅させた。…

※「レザー=ハーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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