日本大百科全書(ニッポニカ) 「エジンバラ公フィリップ」の意味・わかりやすい解説 エジンバラ公フィリップえじんばらこうふぃりっぷDuke of Edinburgh, Prince Philip(1921―2021) イギリス国王エリザベス2世の夫。ギリシア王室に生まれ、イギリスで教育を受けた。第二次世界大戦中はイギリス海軍の一員として地中海、太平洋に赴いた。1947年イギリスに帰化し、同年11月皇女エリザベスと結婚、エジンバラ公となる。その後も海軍勤務を続けたが、1952年エリザベスが即位するに及び、その公務を助けることとなった。社会的発言を積極的に行い、世界自然保護基金(WWF)の名誉総裁として、生物保護運動にも尽力。2017年に96歳で公務から引退した。[木畑洋一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例