岩石学辞典 の解説 エス-シイ・ファブリクス ミロナイトやフィロナイトは普通はS-Cの二つの模様を示している.これらの岩石が激しい剪断応力を受けて形成された間に同時に発達したもの.最初にベーテらがC-面が剪断帯の周縁部に平行になり,S-面はこれに斜めになることを記載した.フィロナイトではこれらの二つの模様の交差によって組織は魚の形,ボタン状,牡蠣殻状などの特徴のある外観を呈するようになる[Berthe, et al. : 1979, Barker : 1990]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報