エチレンと酢酸ビニルのランダム共重合体で,酢酸ビニルの含量によって性質が異なってくる.酢酸ビニルの含有量が増加すると,ゴム弾性,柔軟性,接着性,溶解性が向上し,逆にエチレンの含有量が多いと,剛性度が大きくなり耐摩耗性,電気絶縁性がすぐれてくる.分子量が増加すると耐衝撃性,ストレスクラック性が向上する.酢酸ビニルの含有量の低いものは重包装袋やフィルムやラミネートに向けられ,10~20% のものは,透明性も良好で,農業用フィルム,収縮包装用フィルムならびに射出成形用に適している.酢酸ビニルの含有量の高いものは,接着剤や繊維のコーティング,またポリ(塩化ビニル)などのほか,樹脂の改質やワックスに添加して紙の防湿,補強,ヒートシール性の付与に利用されている.[CAS 24937-78-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...