デジタル大辞泉 「改質」の意味・読み・例文・類語 かい‐しつ【改質】 ガソリンなどの炭化水素の組成・性質を改良すること。重質ナフサを加熱あるいは触媒を用いて、芳香族成分を多く含むオクタン価の高いガソリンにすることなど。リフォーミング。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「改質」の意味・読み・例文・類語 かい‐しつ【改質】 〘 名詞 〙 熱、または触媒によって、低オクタン価のガソリンのアンチノック性(ノッキングを生じにくい性質)を高めること。リフォーミング。[初出の実例]「重質揮発油を接解改質して得られた改質油からは」(出典:技術革新(1958)〈星野芳郎〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「改質」の意味・わかりやすい解説 改質[ナフサ]かいしつ[ナフサ]reforming ナフサを構成する炭化水素の構造をオクタン価のより高い炭化水素に転化させること。高オクタン価ガソリンの製造を目的として行われる。改質法には高温,高圧下での熱改質法と触媒を用いての接触改質法があるが,熱改質法はガソリンの収率が低く改質の運転条件が厳しいなどの難点があり,日本では 1950年代以後,熱改質法はほとんど利用されていない。接触法の主反応はナフテン炭化水素の脱水素による,オクタン価の高い芳香族炭化水素の生成にあり,この技術は白金,アルミナ系触媒などナフサ類を環化,異性化,芳香族化する白金系の触媒改良により大きく進歩し,より良質のガソリンを高収率で得ることができるようになった。石油化学工業でも技術応用され,工業用の芳香族化合物 (BTX) の製造などに利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「改質」の意味・わかりやすい解説 改質かいしつ →接触改質法 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by