20世紀西洋人名事典 の解説
エドウィン・ハワード アームストロング
Edwin Haward Armstrong
1890.12.18 - 1954.2.1
米国の電子工学技術者。
元・コロンビア大学教授。
ニューヨーク生まれ。
大学でピューピンに学ぶ。1914年三極真空管を使用した再生発振回路を考案し、今日の無線通信の繁栄の礎を築く。第一次大戦中は軍用通信のためにスーパーヘテロダイン方式を発明してラジオ受信機の機能を著しく高めた。’34年母校コロンビア大学の教授となる。’39年にはFM方式を発明する。無線通信技術史上最大の発明家であり、発明の特許をめぐるド・フォレストとの20年間にわたる訴訟も有名。エジソン賞やフランクリン・メダルを授与され獲得特許は42件に及ぶが、’54年FMの実用化をめぐる法廷闘争に疲れ自殺。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報