化学辞典 第2版 「エボジアミン」の解説
エボジアミン
エボジアミン
evodiamine
C19H17N3O(303.36).ミカン科カワハジカミ(漢薬ゴシュユ)Evodia rutaecarpaの果実およびZanthoxylum rhetsaの樹皮に含まれるインドールアルカロイドの一つ.黄色の板状晶.融点278 ℃.+352°(アセトン).λmax 272,280,291,335 nm(log ε 4.06,4.02,3.90,3.30.アセトニトリル).アセトンに易溶,エタノール,エーテル,クロロホルムに難溶,水,ベンゼンに不溶.家兎に静脈内注射すると顕著な鎮痛作用を示す.[CAS 518-17-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報