20世紀日本人名事典 「エマーソンジョン」の解説
エマーソン ジョン
Emmerson John K.
07の外交官 元・駐日米国公使。
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1908年3月17日
- 没年
- 1984年3月24日
- 出生地
- コロラド州キャニオン市
- 学歴〔年〕
- パリ大学,コロラド大学,ニューヨーク大学修士課程修了
- 経歴
- 3度にわたって日本勤務の経験を持つ米国務省有数の日本専門家。1935年国務省に入り、’36年から41年まで駐日大使館勤務、’43〜45年中国・ビルマ・インド地域のスティルウェル大将付政治顧問、’45〜46年マッカーサー連合軍最高司令官の政治顧問。のち、国務省で初期対日講話条約案作成に従事。’62年からライシャワー大使の下で駐日公使及び代理大使として日米親善に尽くした。’68年3月国務省退官後もスタンフォード大学フーバー研究所上級研究員として日米関係の動向分析に当たり、’80年前後、米国内で対日非難が燃え上がった際には「米国側の非難には事実誤認や誇張も多い」と米国側に警告を発するなど、“日米摩擦”の行方に頭を痛めた。「日本のジレンマ」「嵐のなかの外交官」などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報