エリキシル剤(読み)えりきしるざい(その他表記)elixirs

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エリキシル剤」の意味・わかりやすい解説

エリキシル剤
えりきしるざい
elixirs

甘味芳香のあるエタノールエチルアルコール)を含む内服用液剤で、いわゆる味をよくして飲みやすくした水薬(みずぐすり)である。医薬品または生薬浸出液にエタノール、精製水芳香剤、甘味料などを加えて溶かし、濾過(ろか)して澄明にしたものである。エタノールの含量は4~40%と幅が広く、単に甘味と芳香をつけるために入れてある場合(芳香エリキシル)と、主薬を溶かすために入れてある場合がある。芳香エリキシルは内服用液剤の賦形剤として矯味矯臭の目的で用いられる。また、そのままの水薬では飲みにくい医薬品を含むものとしては、ジゴキシンエリキシル、デキサメタゾンエリキシル、フェノバルビタールエリキシルなどがある。

[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む