山川 世界史小辞典 改訂新版 「エリザヴェータ」の解説
エリザヴェータ
Elizaveta Petrovna
1709~62(在位1741~62)
ロシアの女帝。ピョートル1世(大帝)の娘。近衛部隊のクーデタにより,摂政アンナを逮捕して即位した。ピョートル大帝の事績の理想化を打ち出し,ピョートル時代の国家機関を復活したが,彼女の治世は実質的には,貴族官僚帝国が安定的に発展するのを保障した。法典編纂委員会も召集され,貴族の希望が聞き入れられた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報