エリツィン現象(読み)エリツィンげんしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エリツィン現象」の意味・わかりやすい解説

エリツィン現象
エリツィンげんしょう

旧ソ連の末期時代,エリツィンに代表されるソ連急進改革派が急速に国民の支持を得て台頭してきた現象のこと。エリツィンは 1987年 11月に,その急進的な発言が冒険主義と非難され,いったん失脚したが,89年3月,新設の人民代議員大会の選挙で9割の票を得て最高会議のメンバーにも選ばれるなど,急激に支持を強め,ロシア共和国最高会議議長を務めた。 90年7月のソ連共産党第 28回大会後,新党結成を目指して急進改革派の多数が離党した。その後 91年に入り「ゴルバチョフ打倒」を宣言,改革派のリーダーとして主導権を握り,同年の8月クーデターを機に完全に権力を掌握,ソ連邦の崩壊からロシアの成立にいたる過程でその地位を不動のものとした。

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