最新 地学事典 「エルサルバドル鉱山」の解説
エルサルバドルこうざん
エルサルバドル鉱山
El Salvador mine
チリ北部,アタカマ州の斑岩銅・モリブデン鉱床。上部白亜系の火山岩類とそれらを覆う始新統流紋岩質火砕岩類に,花崗閃緑岩が約42Maに貫入し鉱化。1954年発見。初生鉱化作用は中心から外側へ斑銅鉱→黄銅鉱→黄鉄鉱の累帯。鉱化作用早期から後期にかけてA,B,C,D脈と分類された細脈が発達。鉱量2.83億t(1.2% Cu,0.03% Mo)。鉱床下流には酸化鉱からなる二次衛星鉱体が形成されており,SX-EW法で銅の回収が行われている。Gustafson et al. (1975)による斑岩銅鉱床の詳細な研究で著名。参考文献:Gustafson et al. (1975) Econ. Geol. Vol. 70
執筆者:石原 舜三・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

