モリブデン鉱床(読み)モリブデンこうしょう

最新 地学事典 「モリブデン鉱床」の解説

モリブデンこうしょう
モリブデン鉱床

molybdenum deposit

ほとんどが花崗岩質貫入岩類に伴う熱水鉱床で,主要鉱石鉱物は輝水鉛鉱。比較的若い(中生代~新第三紀)造山帯の内陸側に分布するという特徴があり,世界の埋蔵量の3/4は南・北米大陸のコルディレラ山系中にある。形態はペグマタイト質塊状鉱床・スカルン鉱床・鉱脈鉱床・斑岩鉱床など。一般に複雑な硫化物鉱石を伴わず,共生金属元素はSn・W・Cu・Zn・Pb・Uなど比較的単純。斑岩鉱床には,Moを主稼行対象とする斑岩モリブデン鉱床(米のClimax・Henderson鉱床や中国の金堆城鉱床など)と,斑岩銅鉱床の副産物の場合(チリのChuquicamata鉱床など多数)があり,ともに資源的に最重要。鉱脈鉱床は世界各地にあり,多くの場合,単純な石英脈で,小規模だが高品位のものがある。日本の大東・清久・平瀬鉱山などがこの例。スカルン鉱床ではざくろ石-透輝石スカルンを伴い,灰重石黄銅鉱閃亜鉛鉱・方鉛鉱などを伴うこともある。中国の楊家杖子鉱床などがこの例。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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