エルピデオキリーノ(その他表記)Elpidio Quirino

20世紀西洋人名事典 「エルピデオキリーノ」の解説

エルピデオ キリーノ
Elpidio Quirino


1890.11.16 - 1956
フィリピンの政治家。
元・フィリピン大統領
南イロコス州ビガン市生まれ。
弁護士試験合格後ケソン大統領の秘書を務め、1919年から下院議員、’25年から16年間上院議員。’34年財務長官、その後内務長官となり、’43年から日本軍政期の抗日運動の指導者として立つ。’46年副大統領、’48年ロハス大統領の突然の死で大統領に昇格し、リベラル党首の座に就く。’49年再選。大戦後の復興のゆきづまり等で混乱したフィリピン情勢を、親米、反共で乗り切ろうとしたが’49年反共太平洋同盟提案、対フク団和平交渉が失敗。’53年大統領選でマグサイサイの前に敗れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android