エレーヌカレール・ダンコース(英語表記)Hélène Carrère d’Encausse

現代外国人名録2016 の解説

エレーヌ カレール・ダンコース
Hélène Carrère d’Encausse

職業・肩書
歴史学者

国籍
フランス

生年月日
1929年7月6日

専門
ロシア政治史, ロシア外交政策

学歴
ソルボンヌ大学卒,パリ政治高等学院卒

学位
歴史学博士

資格
アカデミー・フランセーズ会員〔1990年〕

経歴
ロシア・ソ連史、ソ連外交を専門にし、1981〜84年ソルボンヌ大学のソ連研究主任を経て、パリ政治高等学院教授を務める。シカゴ大学のソ連民族問題研究グループにも所属し、中央アジアを担当。研究分野は広範囲に及び、入念な調査に基づいた大胆な分析で脚光を浴びる。一般には民族問題にも関心を寄せる。欧州議会議員も務める。’90年アカデミー・フランセーズ会員。著書にソ連の民族問題を予測した「崩壊したソ連帝国―諸民族の反乱」(’78年)や、「奪われた権力」(’82年)、「ソ連邦の歴史」(’85年)、「バックス・ソビエチカ」(’87年)、「民族の栄光―ソビエト帝国の終焉」(’91年)、「甦るニコライ二世」(’96年)、「レーニンとは何だったか」(’98年)、「未完のロシア―10世紀から今日まで」(2000年)、「エカテリーナ二世」(2002年)などがある。1992年「マーストリヒト条約(欧州連合条約)に賛成するための国民委員会」代表。’90年、’99年来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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