エンスタタイトコンドライト(その他表記)enstatite chondrite

最新 地学事典 の解説

エンスタタイトコンドライト

enstatite chondrite

きわめて還元的な環境下で安定な鉱物組合せで特徴づけられるコンドライトの一種。頑火輝石コンドライトとも。金属鉄および硫化鉄含有量によりEHコンドライトとELコンドライトに区別される。両者とも,ほとんど鉄を含まない純粋な珪酸塩鉱物・エンスタタイトとシリカ鉱物・アルバイトからなる。鉄は金属ないし硫化鉄としてのみ産する。地球上ではきわめてまれな,あるいは産出しないオルダマイト(CaS)・ナイニンジャライト(MgS)・アラバンダイト((Mn, Fe)S)・ジェルフィッシェライト(K3CuFe12S14)・ドブレーライト(FeCr2S4)・ペリアイト((Ni, Fe)5(Si, P)2)などの特殊な鉱物を含む。

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関連語 岡崎

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

エンスタタイト・コンドライト
enstatite chondrite

コンドライトのうち最も斜方輝石を多く含む種類の隕石。コンドライトのなかでは最も還元的状態でつくられたと考えられるもので,この隕石中の鉄のほとんどは金属相とトロイライトに存在し,ケイ酸塩には存在しない。したがって斜方輝石は頑火輝石 (エンスタタイト) になっている。これに対照的で最も酸化的なコンドライトは炭素質コンドライトである。

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