エントモノチス

デジタル大辞泉 「エントモノチス」の意味・読み・例文・類語

エントモノチス(〈ラテン〉Entomonotis)

モノチス

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精選版 日本国語大辞典 「エントモノチス」の意味・読み・例文・類語

エントモノチス

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] entomonotis ) 中生代三畳紀に栄えた海棲の二枚貝標準化石として知られ、三畳系上部から特に多く発見される。北上山地南部、岡山県成羽地方(高梁市)など、日本各地で発掘される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エントモノチス」の意味・わかりやすい解説

エントモノチス
Entomonotis

軟体動物門二枚貝綱翼形目モノチス科モノチス属の一亜属。左殻はふくらむが,右殻は平らで,殻は薄く,鉸縁は直線状で,殻表には放射肋がある。中生代三畳紀後期の示準化石

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世界大百科事典(旧版)内のエントモノチスの言及

【モノチス】より

…分布が広く形態変化が速いので,三畳紀後期の示準化石として重視される。狭義のモノチスがアルプスを中心とするテチス海域に分布するのに対し,シベリア東部,日本,ニュージーランド,アンデス,ロッキーなど環太平洋地域の種はエントモノチス亜属Entomonotisに分類される。日本では宮城県歌津地方をはじめ,岡山県成羽地方,高知県佐川地方,熊本県八代地方の砂岩,泥岩にきわめて多い。…

※「エントモノチス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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