普及版 字通 「エン・むしろ」の読み・字形・画数・意味
13画
[字訓] むしろ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(延)(えん)。〔説文〕五上に「竹席なり」とする。は死者を葬るところで、羨道(えんどう)の羨の初文。もと神の座。またそのような神事や儀礼の際の竹席をという。
[訓義]
1. むしろ、たかむしろ。
2. 座席、しきもの。
3. 会集するところ、場所をいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ムシロ・シキモノ・ホビコル・ナガムシロ 〔字鏡集〕 ムシロ・ナガムシロ・スダレ
[語系]
・jianは同声。引jien、演jyen、施jiai、sjianは声義近く、みな長くひく意がある。羨zianは・の転声とみるべき字で、羨道のときはの音でよむ。
[熟語]
宴▶・燕▶・几▶・九▶・羞▶・上▶・席▶・前▶・中▶
[下接語]
帷・宴・華・賀・開・歓・几・綺・御・経・慶・瓊・高・講・四・侍・酒・祝・初・書・盛・設・餞・祖・談・長・陳・榻・賓・舞・文・別・芳・法・末・満・・離
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報