精選版 日本国語大辞典 「えんえん」の意味・読み・例文・類語 えん‐えん 〘 副詞 〙 大声をあげて泣くさまを表わす語。[初出の実例]「ともかく泣いてやれ、と母子(おやこ)声を揃えてエンエンやり出すのだ」(出典:海を見に行く(1925)〈石坂洋次郎〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「えんえん」の読み・字形・画数・意味 【】えんえん 水が月光にかがやき流れるさま。唐・張若虚〔春江花月夜〕詩 春江の水、になつてらかなり 上の、と共に生ず として波に隨ふこと千里 何れの處にか、春江無(なか)らん字通「」の項目を見る。 【】えんえん あでやかなさま。梁・武帝〔歓聞歌、二首、一〕楽府 たり金樓の女 心は玉池のの如し 底(なに)を持してかの恩に報いん (松柏の心)、異心無(なか)らん字通「」の項目を見る。 【婉】えん(ゑん)えん たおやかで美しい。〔北史、后妃上、魏文昭皇后伝〕(竜城)鎭、后の、色婉なるを表す。至るにび、太后親しく~后を見て之れを奇とし、掖に入る。時に年十三。字通「婉」の項目を見る。 【】えんえん ほのおがあがる。光り輝く。漢・班固〔東都の賦〕炎炎として、光を揚げを飛ばす。~日は之れが爲にを奪はれ、丘陵は之れが爲に搖震す。字通「」の項目を見る。 【】えんえん 安らか。また、病みつかれる。唐・劉兼〔春昼、酔うて眠る〕詩 處處の、春寂寂たり 時時、酒に中(あた)りて、みてたり字通「」の項目を見る。 【】えんえん 光りかがやく。〔楚辞、離騒〕皇(神霊)として、其れ靈を揚げ 余(われ)にぐるに吉故を以てす字通「」の項目を見る。 【】えんえん 少しもえあがった火。〔孔子家語、観周〕滅せざれば、炎炎(大きな炎)を何(いかん)せん。字通「」の項目を見る。 【蜒】えんえん 。字通「」の項目を見る。 【燕】えんえん 宴。字通「」の項目を見る。 【】えんえん 目をおおう。字通「」の項目を見る。 【】えんえん したう。字通「」の項目を見る。 【】えんえん 美しい。字通「」の項目を見る。 【】えんえん 婉婉。字通「」の項目を見る。 【】えんえん 窪む。字通「」の項目を見る。 【煙】えんえん 煙とほのお。字通「煙」の項目を見る。 【宴】えんえん さかもり。字通「宴」の項目を見る。 【炎】えんえん ほのお。字通「炎」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報