エージェントオレンジ

化学辞典 第2版 「エージェントオレンジ」の解説

エージェントオレンジ
エージェントオレンジ
agent orange

ベトナム戦争(1960~1975年)中に,アメリカ軍枯葉作戦に使用した除草剤2,4-Dおよび2,4,5-Tの等量混合物のコード名.1940年代にアメリカで開発されたフェノキシ系ホルモン型の選択性除草剤で,広葉雑草を枯らし,イネ科の植物には害が少ないとされたが,動物実験では,成長抑制や肝臓障害,催奇形性などの報告もある.製造時に数 ppm のダイオキシンが副生し混入していたことが明らかとなり,除草剤の散布地域において,多数のがんや奇形死産の発生原因とされている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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