おおいちにの薬(読み)おいちにのくすり

精選版 日本国語大辞典 「おおいちにの薬」の意味・読み・例文・類語

おいちに【お一二】 の=薬(くすり)[=薬屋(くすりや)・薬売(くすりう)り]

  1. 明治・大正年間、軍帽・軍服姿で手風琴などを奏で、オイチニ、オイチニの号令を歌の合いの手にして、薬の効用を節を付けて語りながら売り歩いた薬。また、その行商人
    1. [初出の実例]「当もなく軒をひらって歩いてゐると、バスケット姿が、オイチニイの薬屋よりもはかなく思へた」(出典:放浪記(1928‐29)〈林芙美子〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む