おおいちにの薬(読み)おいちにのくすり

精選版 日本国語大辞典 「おおいちにの薬」の意味・読み・例文・類語

おいちに【お一二】 の=薬(くすり)[=薬屋(くすりや)・薬売(くすりう)り]

  1. 明治・大正年間、軍帽・軍服姿で手風琴などを奏で、オイチニ、オイチニの号令を歌の合いの手にして、薬の効用を節を付けて語りながら売り歩いた薬。また、その行商人。
    1. [初出の実例]「当もなく軒をひらって歩いてゐると、バスケット姿が、オイチニイの薬屋よりもはかなく思へた」(出典:放浪記(1928‐29)〈林芙美子〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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