おおし

精選版 日本国語大辞典 「おおし」の意味・読み・例文・類語

おおしおほし

  1. 〘 連体詞 〙 すべての。大体の。
    1. [初出の実例]「おほしかいもとあるじはなはだひざうに侍りたうぶ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)

おおしの補助注記

語根「おほ(凡)」からの派生語か。体言に冠して用いたようである。


おおし

  1. 〘 名詞 〙おおしいつく
    1. [初出の実例]「蝉やあぶらやみんみんやおうしの声が、〈略〉ギンギン溢れてゐた」(出典:子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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