オキカズナギ(読み)おきかずなぎ(その他表記)seaweed gunnel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オキカズナギ」の意味・わかりやすい解説

オキカズナギ
おきかずなぎ / 沖我津那義
seaweed gunnel
[学] Opisthocentrus zonope

硬骨魚綱スズキ目タウエガジ科に属する海水魚。東北地方以北の太平洋およびオホーツク海、日本海北部、朝鮮半島南部に分布する。体は側扁(そくへん)して細長い。ガジやハナジロガジに似るが、背びれの眼状斑(がんじょうはん)が4個であること、体は幾分短いこと、鋤骨(じょこつ)に歯がないこと、背びれと臀(しり)びれの鰭条(きじょう)数が少なく、それぞれ53本と33本以下であることなどで区別できる。体長は10~15センチメートルほどになる。沿岸の岩礁域の藻場にすむ。食用として利用されていない。

[尼岡邦夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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