オキサミド

化学辞典 第2版 「オキサミド」の解説

オキサミド
オキサミド
oxamide

C2H4N2O2(88.07).シュウ酸ジアミド(oxalic diamide)のこと.シュウ酸ジエチルアンモニアを作用させるか,ジシアンの部分加水分解によって得られる.無色針状結晶.融点417 ℃(分解).1.667.水,エーテルに不溶,エタノール熱水に難溶.一部昇華性がある.緩効性の窒素肥料として用いられる.[CAS 471-46-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオキサミドの言及

【シアン】より

…O2と(CN)2との化学量論的割合の混合物を燃焼させると,化学反応においてこれまでに知られている最高温度の炎(約5050K)を生ずる。濃塩酸で加水分解させるとオキサミド(CONH2)2となる。これは,水に難溶性で吸湿性がなく,他の肥料とも混合可能な,よい緩効性肥料として用いられている。…

※「オキサミド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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