オキツノリ(その他表記)Gymnogongrus flabelliformis Harv.

改訂新版 世界大百科事典 「オキツノリ」の意味・わかりやすい解説

オキツノリ
Gymnogongrus flabelliformis Harv.

潮間帯の浅いタイドプールによく群生するオキツノリ科の紅藻。茎は幅1.5~2mmでやや平たい。叉(さ)状に分枝を繰り返して,全体は高さ3~8cmの扇状となる。岩上に伏すように生育するので,体には表と裏がある。北海道南部から九州にかけての日本各地,さらに中国朝鮮沿岸に分布する。形の良さから刺身つまとして使われることがあるが,質が固いため食用にすることは少ない。
執筆者:


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 千原

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む