オクリカンキリ(英語表記)〈ラテン〉oculi cancri

デジタル大辞泉 「オクリカンキリ」の意味・読み・例文・類語

オクリ‐カンキリ(〈ラテン〉oculi cancri)

《カニの目の意》ザリガニ類の胃石いせき。胃内に2個ある。蘭方利尿剤眼病薬に用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「オクリカンキリ」の意味・読み・例文・類語

オクリ‐カンキリ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] oculi cancri 元来は「カニの目」の意 ) ザリガニの胃の中にある胃石古称。胃石は石灰質で、食物を砕く働きをするものであるが、昔はこの胃石をとり出して、眼病の薬や利尿剤に用いていた。〔和漢三才図会(1712)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android