オグズ族(読み)オグズぞく(その他表記)Oghuz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オグズ族」の意味・わかりやすい解説

オグズ族
オグズぞく
Oghuz

6世紀頃,バイカル湖の南からアラル海,カスピ海に及ぶ地域に分布した鉄勒 (チュルク) に属する一部族で,中国史料に袁 紇,烏護,烏 紇などと記された。同じ鉄勒に属した突厥が興ってからは鉄勒の名はオグズ族のみをさすようになり,7世紀までにその9部族が九姓鉄勒すなわち突厥碑文にみえるトクズ・オグズという連合体を形成して突厥と対立した。8世紀頃このなかから回鶻 (→ウイグル ) が興り,トクズ・オグズを支配下においたが,イスラム史料ではトゥグズグズという名を回鶻連合全体を示すのに用いた。その後,回鶻の西域移住およびモンゴルの西征に伴いオグズ族は中央アジア方面に移動し,ここから,セルジューク,オスマン,アゼルバイジャン,トルクメンのトルコ系各種族が出た。

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