ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オグル・ガイミシュ」の意味・わかりやすい解説
オグル・ガイミシュ(斡兀立海迷失)
オグル・ガイミシュ
Ogul-Gaimisi
[没]憲宗2(1252)
モンゴル帝国第3代皇帝定宗グユク (貴由)の皇后。オイラート族出身。諡は欽淑皇后。 1248年グユクが死ぬと慣例により国事を代行 (3年間) 。次の皇帝の位にオゴデイの孫のシレムン (失烈門)を立てトルイ党と争ったが,50年のクリルタイ (大集会) でトルイ (拖雷)の長子モンケ (蒙哥)の即位が決定,武力阻止を企図し敗れてシレムンらとともに刑死。この間政治は乱れた。
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