御裾分け(読み)オスソワケ

デジタル大辞泉 「御裾分け」の意味・読み・例文・類語

お‐すそわけ【御裾分け】

[名](スル)裾分すそわ」の美化語。お福分け。「お裾分けにあずかる」

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精選版 日本国語大辞典 「御裾分け」の意味・読み・例文・類語

お‐すそわけ【御裾分】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 人からもらった品物利益一部分他人に分けてやること。また、その物。
    1. [初出の実例]「それもおすそわけはどうだの」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)

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世界大百科事典(旧版)内の御裾分けの言及

【贈物】より

…ことに中元と歳暮は戦後ますます盛んとなりデパートを中心にその売上げは急増し,世界に類をみない民族的大贈答運動が繰り広げられている。
[日本]
 日本には謝罪・感謝・依頼あるいは愛情のしるしとして一時的になされる贈物のほか,中元・歳暮をはじめ年始・彼岸・節供など毎年定期的に繰り返される贈答,出産・年祝・結婚・葬式といった通過儀礼の際や病気・火事・新築・引越し・旅行などの際の贈答,およびそのお返しやおすそ分けなど慣習化された贈答の機会がきわめて多い。定期的な贈答は今日の都市化した社会では中元・歳暮・年始を除くと日本古来のものは廃れ,代りにバレンタイン・デーや母の日,クリスマスなど新しいものがふえてきている。…

※「御裾分け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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