オツネンタケ(読み)オツネンタケ(英語表記)Coltricia perennis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オツネンタケ」の意味・わかりやすい解説

オツネンタケ(越年茸)
オツネンタケ
Coltricia perennis

担子菌類ヒダナシタケ目サルノコシカケ科。林下焼け跡砂地などに生える。傘は径2~6cmで漏斗形,表面褐色同心円的に縞模様があり,光沢はない。裏面には管孔が密にあり,褐色ないし肉桂色。柄は2~7cmで傘と同色。硬くて腐ることがないので,年を越しても変らないという意味で,この名がつけられている。日本各地に知られ,温帯地方に広く分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android