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お種/彦九郎 おたね/ひこくろう

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朝日日本歴史人物事典の解説

お種/彦九郎

宝永4(1707)年2月に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃堀川波鼓」のなかの人物。モデルとなったのは同3年の事件。鳥取藩の台所役人大蔵彦八郎の妻おたねが,夫の江戸勤番中に鼓の師匠宮井伝右衛門と密通,家中の知るところとなり委細を白状したため,5月27日に彦八郎はおたねを討ち,妹らと京へ上り,6月7日に下立売通堀川東に住んでいた伝右衛門を女敵討ちにした。この事件は,浮世草子「京縫鎖帷子」や「熊谷女編笠」(ともに1706年)に脚色された。これらを受けた近松の浄瑠璃では,小倉彦九郎と妻お種とされ,貞淑な妻が深酒のためにしらず不義を犯してしまう筋立てとなった。。

(児玉竜一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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