カイコス諸島(読み)かいこすしょとう(その他表記)Caicos Islands

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイコス諸島」の意味・わかりやすい解説

カイコス諸島
かいこすしょとう
Caicos Islands

西インド諸島、バハマ諸島南東部、イスパニョーラ島北方にある諸島。南カイコス、中カイコス、北カイコス、プロビデンシアレス各島などからなる。当初はイギリス領バハマ諸島に属していたが、1873年ジャマイカ属領となった。1962年のジャマイカの独立によって、今日では東方タークス諸島とともにイギリス植民地を構成している。タークス諸島を含めて面積430平方キロメートル、人口7436(1980)。耕地に乏しくイセエビなどの漁業が行われる。主要地は空路で結ばれ、マイアミとの間に定期便があり、観光地として発展している。住民の大半黒人である。

[栗原尚子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android