カイジシ(読み)かいじし

日本歴史地名大系 「カイジシ」の解説

カイジシ
かいじし

漢字表記地名「飼鹿」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「カイジシ」(夷諺俗話・西蝦夷地日記)、「カイシシ」(「廻浦日記」、「蝦夷日誌」二編)などと記される。「地名考并里程記」に「カイヂシ 夷語カイチシなり、則、高岩の折れると訳す、カイとは折ると申事。チシは高岩の事ニ而此所の岩間の折れある故、此名ある由」と説明している。「廻浦日記」では「本名ヱカイシヽなるべし」という。「西蝦夷地日記」に「夷家三四軒 常住人家二軒」(文化四年八月二三日条)、「蝦夷日誌」(二編)に「夷人小屋、二八取小屋も有る」とみえ、「廻浦日記」には「番屋一棟梁五間、桁八間、雑蔵一棟梁三間、桁六間稲荷の社九尺、其外二八取多し。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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