島牧村(読み)しままきむら

日本歴史地名大系 「島牧村」の解説

島牧村
しままきむら

面積:四三七・二六平方キロ

昭和三一年(一九五六)成立した村。後志支庁管内の西部に位置し、北部は日本海に臨む。東部は寿都すつつ郡の寿都町・黒松内くろまつない町、南東部は渡島支庁山越やまこし長万部おしやまんべ町、南西部は檜山支庁瀬棚せたな郡の瀬棚町・北檜山きたひやま町・今金いまかね町に接する。北東部に月越つきこし山脈母衣月ほろづき(五〇三・五メートル)、南東部に大平おおびら(一一九〇・六メートル)、南西部に神威かむい(七八〇・四メートル)、西部にフモンナイ岳(一三三七・三メートル)狩場かりば(一五一九・九メートル)まえ(一二六〇・二メートル)・オコツナイ岳(一一七〇・四メートル)などがある。これらの山嶺などを水源としてコベチャナイ川・おり川・大平川・とまり川・千走ちわせ川・小田西こだにし川などが北西流して海に注ぐ。近世にはシマコマキ場所が置かれた。明治二年(一八六九)八月の国郡画定に伴い、当村域一帯は島牧郡に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「島牧村」の意味・わかりやすい解説

島牧〔村〕
しままき

北海道南西部,日本海に臨む村。 1956年東島牧村と西島牧村が合体して成立。地名アイヌ語のシュマコマキ (背後に岩があるの意) に由来。ホッケ,イカ漁などの沿岸漁業が主産業。狩場山地が海に迫る海岸は風景美で知られ,釣場が多い。狩場茂津多道立自然公園に属する。海岸部を国道 229号線が走る。面積 437.18km2人口 1356(2020)。

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