普及版 字通 「カイ・もとゆい」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] もとゆい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は介(かい)。〔説文〕九上に「もて結ぶなり」とあり、もとゆいに(こうがい)を刺した形をいう。〔伝〕に「髻(しんけい)、ち假髻なり」とするが、を以て髪を結びとめる意。を、髪を結びとめるのに用いるときと、冕弁を髪に刺しとめるのに用いるときとがあり、〔南史、夷貊下、倭国伝〕に「男女皆露(ろかい)」とあるのは、冕弁を用いない形をいう。束ね髪を覆う布をまたといい、かつらをもいう。
[訓義]
1. もとゆい、もとゆいをでさしとめる。
2. 束ね髪を覆う布。
3. かつら。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 カムサシ
[下接語]
冠・高・露
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報