カキ類(読み)カキるい

最新 地学事典 「カキ類」の解説

カキるい
カキ類

oysters

軟体動物門二枚貝綱カキ亜目に属する一群。ベッコウガキ科(Gryphaeidae)とイタボガキ科(Ostreidae)に大別される。殻は左右不等で右殻は左殻より小さく,膨らみは弱い。左殻で地物に固着するため殻形は変異に富む。鉸歯は欠くが,鉸板や前後縁等に刻みができることがある。筋痕は単一で大きく,ほぼ中央~やや後方にある。グリフェア(Gryphaea)属は三畳~ジュラ紀に繁栄したきわめて特異な形態をもつ種群で,Trueman(1922)により定向進化好例として注目されて以来,古生物学的に多くの研究がなされてきた。現在ではTruemanの学説は疑問視され,自然選択や機能形態学的観点などから再検討されている。参考文献Trueman(1922) Geol. Mag., Vol.59

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