普及版 字通 「カク・かたい・うつ」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] かたい・うつ
[説文解字]
[字形] 会意
冂(けい)+隹(すい)。隹(とり)が奮飛しようとするのを、冂で遮り止める意。確(かた)く執(と)ることが原義であろう。〔説文〕五下に「高く至るなり。隹の上りて冂を出でんと欲するに從ふ」とするが、冂は覆いさえぎる意である。
[訓義]
1. かたい。
2. 然は高く飛ぶ意、たかい。
3. と通じ、手でうちつぶす意、うつ。
[声系]
〔説文〕に声として鶴・・・など十字を収める。鶴は高飛の鳥、は木を横にわたす、は撃つ意。それぞれの声義を承けるところがある。確は〔説文〕にみえず、〔玉〕に「堅固なり」とし、字はまた塙に作る。は堅確をその本義とする字と思われる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報