普及版 字通 「カク・かたい」の読み・字形・画数・意味

12画
[字訓] かたい
[説文解字]

[字形] 形声
声符は角(かく)。〔説文〕九下に「
(かく)石なり」、前条に「
は堅なり」とあり、
は石ころ地。次条の磽にも「
石なり」とあり、磽
(げうかく)という。
・確は
の異体字。また
・塙に作り、〔説文〕十三下に「塙は堅くして拔くべからざるなり」という。
・塙・槁の従う高は、骨の枯槁した象である。[訓義]
1. 石の多いやせ地、磽
。2. かたい、つよい、きびしい。
3. 角と通じ、あらそう、きそう。
[古辞書の訓]
〔新
字鏡〕
加太久(かたく)、
、己波志(こはし)、
、曾根(そね)、
、夜和己留(やわこる)
なり 〔名義抄〕
ソネ・フタ・ワヒトコロ 〔字鏡集〕
ツタ・ソネ・スル・フネ・ミガク[語系]
・確・
・塙khe
kは同声。みな堅確の意がある。また角keokと通用することがある。[熟語]

▶・
瘠▶・
石▶・
切▶・
然▶・
薄▶・
犖▶・
顱▶[下接語]
磽
・荒
・豊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

