ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カコボラ」の意味・わかりやすい解説
カコボラ
Monoplex parthenopeum
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
軟体動物門腹足綱フジツガイ科の巻き貝。殻表に黄褐色の毛皮状の殻皮をかぶっているさまを、蓑(みの)を着ているさまに見立ててミノボラという古名がある。また、外房の一部では食用にすると肉がいくぶん甘みのあるところからサトウガイ(砂糖貝)という。房総半島以南から九州までの日本各地および朝鮮半島、中国沿岸に分布し、潮間帯から水深20メートルぐらいの岩礁地帯にすむ。殻高16センチメートル、殻径8.5センチメートルに達する短紡錘形で、殻は厚く、体層には6~7本の太い螺肋(らろく)と縦張肋が不規則にある。殻表は赤褐色で、殻口の縁には黒みを帯びた白いひだがある。水管溝は短くわずかに曲がる。蓋(ふた)は角質。肉は橙黄(とうこう)色の地に緑褐色斑(はん)がある。肉食性。8~10月に卵嚢(らんのう)を固めて産み付ける。
[奥谷喬司]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加