かごか(読み)カゴカ

デジタル大辞泉 「かごか」の意味・読み・例文・類語

かご‐か

[形動ナリ]周囲を物に囲まれていて、もの静かなさま。ひっそりとしたさま。かごやか。
「あたりは人繁きやうに侍れど、いと―に侍り」〈夕顔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「かごか」の意味・読み・例文・類語

かご‐か

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「かご」は「かこう(囲)」と同源か。「か」は接尾語 ) 四方を物に取り囲まれて、静かなさま。閑静でもの寂しいさま。かごやか。
    1. [初出の実例]「あたりは、人しげきやうに侍れど、いとかごかに侍り」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

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