事典 日本の地域ブランド・名産品 「かごしま黒豚」の解説
かごしま黒豚[畜産]
かごしまくろぶた
鹿児島県の養豚の歴史は、約400年前に遡るという。現在のかごしま黒豚は、明治時代以降に鹿児島在来種の豚とイギリスのバークシャー種を交配、品種改良を重ねてできあがったもの。さつまいもを飼料として与えており、肉質の向上やビタミンEの増加効果がある。歯切れがよくやわらかで、脂肪部分にも十分な旨味があるのが特徴。昭和30年代から昭和40年代頃に全国的に知られるようになった。現在でも品種改良が進められており、鹿児島在来の黒豚のみを基礎としたサツマ2001などの系統豚が作出されている。出荷の際には、生産者名・出荷年月日・証明者番号を記入した「かごしま黒豚証明書」が発行されている。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報